誰でも大好き

DD。つんく♂教。

ビジュルムスペシャルイベント

東海ラジオ和田彩花のビジュルム」のスペシャルイベント。これが感動するほど素晴らしかった。1人での和田さんってあんなに愛らしいのか。メモを取れなかったので、和田さんの発言内容が曖昧なのが残念なところ。

前半は公開録音で、後半はゲームコーナーとライブ。公開録音以外の部分は啓太が司会だった。

 

和田さんはふちにチェックのラインの入った黒いポロシャツを、膝下の黒いAラインのスカートにインして、黒のローファー。資料のファイルを抱える姿が大学生っぽいコーディネートだった。可愛かった。

 

まずは「ビビッときたもの」として、写真や動画を交えて和田さんの美術手帳や自室のポスターなどを紹介してくれた。ブログとかに載せるのは好きじゃないので、初めて公開するとのこと。

美術手帳は、普段美術展を見に行った時に感想を書きとめているノートで、大きいサイズのおそらくモネの絵が表紙のものと、小さいサイズのベルトモリゾが表紙のものの2冊。師匠のような存在の方からフランスのお土産に貰ったものだそうで、「私もやっと、フランスに行けます」「とっても大事なものなので、なくならないように大切に使っています」。中身はひたすら文字がみっちり。モネの晩年の絵について「赤 赤 赤!」と書いてあったり。

ビジュルムの台本に情報を書き込むのには付箋を使っているとのこと。小さい鞄が好きだから、鞄には付箋だけ入れて、そこに書いておいて台本に貼ったりするんだそう。皆さんもこういうときにはこの方法でやってもいいですよ!と言ってくださった。このとき写真に写っていたビジュルムの台本はヌード展の際のもので、2、3行しか読み取れなかったけれど、オンエア内容より踏み込んだ考察が書き込んであった。きっといつも、どれは話してよくてどれはよくないのか、かなり取捨選択した上で、言葉を選んで伝えてくれているんだろうと感じた。

部屋に貼ったポストカードで1番のお気に入りは安藤忠雄さんのもの。サイン入りなんですよと自慢する和田さん。「でもサインしてもらったわけじゃなくて、サイン入りのが売ってたんです。それでゲットしました」と笑っていた。

和田さんの部屋の床に置いてあるのはロートレックの「シンプソンのチェーン」のポスター、ダンサーの方の舞台写真を和田さん自身がコラージュしてポスター風にしたもの、額装したライブ衣装の生地。ライブ衣装の生地は去年のもので、柄が刺繍で素敵だとブログに書いたら、それを見たスタッフの方が余っていた生地をプレゼントしてくれたそう。

ポストカードを入れたファイルは、めくりながら撮影した動画で見せてくれた。ファイリングは美術展に行き始めた2010年からずっとやっているそうで、展覧会のタイトルをマステで貼ったり、シールでデコってある。初期のものを見ながら「このときは子供だったので色々貼りすぎてますね」と。途中、絵画のポストカードに混ざってファルスのポストカードが映り、「プライベートなので!」と照れていらした……

 

次のコーナーは名古屋市美術館副館長の深谷さんと「モネ それからの100年展」についてのトーク深谷さんもここまで客席で和田さんの私物紹介を見ていらしたので、「本当に美術がお好きなんですね。いま見てて、私よりたくさん見てますよ」「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!(猛烈に否定する和田さん)」というやり取りからスタート。和田さんが切れ目なく話すので、深谷さんがマイクを口元に持っていく→戻すを何度も繰り返していた。

この番組でゲストを呼ぶことが初めてだったそうで、和田さんは緊張していたけれど、女性アイドルが年長者を持ち上げ続けるありがちなスタイルではなく、美術の道の大先輩と話すことができて嬉しい、相手から色々な話を聞きたい、自分の話も聞いてほしい、そういう素直な敬意と親愛の情が溢れた素敵なトークだった。

「副館長さんは単純にこれが綺麗だって思ったりするんですか?」という質問の素直さが印象的だった。あと副館長さんがセザンヌが一番好きだと聞いた時の反応も。すごく詳しく聞きたそうだったけれど進行しなければいけなくて残念そうだった。

「おすすめグッズ」というカンペを見るやいなや、突然立ち上がり靴を脱ぎ、ポーズをとって「そうです!あの!副館長さん!!私モネの靴下を履いてみました!!!」と見せびらかす和田さんが、もう暴力的なまでに可愛く、意識が遠のいた。つま先の睡蓮の柄を見せるために、靴を脱いで、踵は床につけてつま先をピンと上げて。あんな綺麗な大人の女性にそんなことされたら恋するしかない……

 

公録の最後は伝言ゲーム。和田さんがスクリーンに背を向けて立ち、表示された絵をお客さんが2分以内で説明して和田さんが当てる。作者は言って可。パス可。5人とも正解ならサイン入りポストカードをプレゼント。

真珠の耳飾りの少女、夜警、草上の昼食、民衆を率いる自由の女神、星月夜。アンリルソーの夢だけ伝わらなかったけど、答えを見た和田さん「この絵嫌いなの!」。

このコーナーは参加させていただき、ポストカードを頂戴しました。モネの睡蓮のポストカードの裏に、番組名とサイン、この日の和田さんの横顔が描いてある。

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ここからは啓太司会で早押し美術クイズ。和田さんvsお客さん3人。美術クイズだと和田さんが有利だということでハンデが設けられており、お客さんチームは広辞苑スマホ使用可、ということで用意された小道具の広辞苑をめくる和田さんがとびきり可愛かった。和田さんが勝ったら名古屋土産ゲット、負けたら罰ゲーム。

参加希望者がなかなか集まらず、「消極的だね〜たったの1度の人生じゃないか〜♪」と歌ってたのも可愛かった…。

クイズ1回戦の追加ハンデは、和田さんは万歩計を振って100歩になるまで答えてはいけないというもの。啓太の制止ガン無視でスタート前から振りまくる和田さん、なのに相手が2回答えてもまだ30歩強しか振れてない和田さん、可愛い。

1回戦の罰ゲームがセクシーポーズと聞いた和田さんが「嫌だって言ってる人に無理やりやらせたらセクハラなんですよ」「こういうところから社会を変えていかないといけないと思うんです」「皆さんがフーッとかいうのもよくないですよ」みたいなことを言っていたの本当に素晴らしくて、ああ本当に好き、となった。啓太も客席も笑って済ませる流れではあったし、和田さんもサラッと引き下がって「むろからコツを教わったんです」みたいな感じでこなしていたけれど。

 

2回戦の罰ゲームは、きしもんとタケちゃんの映像から。
竹内「きしもんのバースデーイベントに来まして、一発ギャグをプレゼントしてもらったので、それをわだちょにもプレゼントします!では師匠どうぞ!」
岸本「スキ、キライ、スキ、キライ、スキ…そんなことばっかり言ってないで前見て歩こうよ!」

全員が戸惑う謎の一発ギャグ。

2回戦はさらに参加者が集まらず、挙手していた2人が1席挟んだ位置だったということで、その間に座っていた人に「あなたは?」と圧をかけて出場させていた。こわい。

2回戦目の追加ハンデとしてけん玉を渡される和田さん。
啓太「けん玉がけんに刺さったら解答できます」
和田さん「(無言で皿に玉を乗せようとする)」
啓太「スタートしてからですよ!あとそこけんじゃないよ!」
和田さん「ここがけん」
啓太「!?」

けん玉でズルをしようとして啓太に怒られてるのに「もう!話しかけるから失敗する!」みたいに逆ギレする和田さん、最終的に啓太から見えない角度でやりだして「俺に背を向けるなよ!」とさらに怒られていたし、全部無視していた、かわいい。

 

最後にライブが一曲。名古屋で歌っていない曲だからと、Song for the DATEを。私が聴くのは横浜以来だったけど、あのときよりずっとずっと力強く逞しい歌声になっていて、違う歌みたいだった。卒業発表を挟んだからなのかとも思ったけど、きっとこちらの受け取りようが大きいのだろう。もっと高くもっと遠くへ行こう……

 

ビジュルムとしてやりたかったことのひとつ、公開録音ができて嬉しいとにこにこする和田さん、次にやりたいのはバスツアーとのこと。ここは「あやちょがバスツアーやりたがってた、とだけ拡散しておいて」と言われたのでそれ以上は言及しないでおく。

 

私は名古屋イベが初めてだったので、お見送りという制度を理解しておらず、暗がりから突然和田さんが現れて心臓が止まるかと思った。ありがとうございますありがとうございますとペコペコするだけで通り過ぎてしまったけど、バスツアー行きますぐらい伝えたらよかった。

 

 

アンジュルム2018春コンサートツアー「十人十色+」感想(ネタバレあり)

アンジュルム2018春コンサートツアー「十人十色+」、4/22(日)のNHK大阪ホール昼公演。

プラス、といってもライブハウスツアーとは完全な別物だった。

 

どうやらオープニングの衣装は2種類あるらしい。この回は和田さんは緑のトップスに黒のぴったりしたパンツ、これが陸上用タイツかスイムスーツかっていうぐらいにぴったりしていて、とても和田さん以外に履きこなせない代物。勝田さんはトランプのクイーンのトップスにスパンコールかなにかで金色に輝くショートパンツ、これも勝田さんならでは。りかこはかなりダボっとした、虎のプリントされた白の上下。池袋ウエストゲートパーク長瀬智也を思い出した。ゴツめのリングが多分サイズが合ってなくて、時々ずれてくるのを直す仕草がセクシーでドキドキした。かみこのワンショルダーのセットアップは、かたちはフリルがついたりでザ・アイドルなんだけど、生地は鮮やかな青にさらに原色で模様が入っていて、可憐さとビビッドさを併せ持ったかみこにぴったりだった。タケの衣装が一番エロくて驚いた。インリンオブジョイトイみたいだった。

 

セトリはこんな感じ。メドレーのスマ曲は実質ソロ+バックダンサーっぽいユニットで歌うものが多かった。

01.泣けないぜ…共感詐欺
02.メドレー

汗かいてカルナバル→ええか!?(中西)→新しい私になれ!(上國料)→カクゴして!→「良い奴」(和田)→自転車チリリン(船木)→ダンス→エイティーンエモーション(川村)→新・日本のすすめ!(室田)→私の心→好きよ、純情反抗期。(勝田)→初恋の貴方へ(佐々木)→上手く言えない→大人の途中(竹内)→ブギートレイン(笠原)→臥薪嘗胆
03.ドンデンガエシ
04.大器晩成
05.マナーモード
06.涙は蝶に変わる
07.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
08.出過ぎた杭は打たれない
09.次々続々
10.乙女の逆襲
11.キソクタダシクウツクシク
12.愛さえあればなんにもいらない
アンコール
13.Uraha=Lover
14.君だけじゃないさ...friends(アコースティック)

 

共感詐欺のダンスは体幹が問われる感じなので、とにかくりかこがかっこいい。MVより格段に進化している。

「ええか!」のバックダンサーだったかっさーの溌剌として可愛いことと言ったら。むろの過剰な躍動感も良かった。しかし改めていい曲。得意な分野もあるんだな、な、な、な、

「良い奴」は曲も強いのに和田さんソロ+りかこでかっこよくないわけがなく。りかこが男役で和田さんが女役の、宝塚のデュエットダンスみたいになるのかと思いきや、宝塚は宝塚でも男役トップと男役2番手ががっつり組んで踊る硬派なやつだった。

「自転車チリリン」はふなちゃんのラブリーさが全開。歌声はかっこいい系なんだと思い込んでいたけど、普通に可愛い声も上手かった。エア自転車に乗るかみこも超可愛い。この2人の組み合わせは破壊力があるね…。ふなちゃんは組む相手によってカラーを変えられるんだな。

ダンスパフォーマンス凄かった!終始激しいんだけど、ハロコンのと違って照明が明るく全体が見えるのがありがたい。表情も弾けていてかっこいい。

「新・日本のすすめ!」は会場の反応が独特で、ファミ席でもむろの登場と同時に姿勢を正している人が多く、真打登場!みたいな期待感に満ちていた。実際むろは歌い出しから素晴らしく、完全に会場を掌握していた、コミカルをかっこよくやれるっていうのはむろの武器だなぁと思う(回転寿司新規)

「私の心」と「好きよ、純情反抗期。」は勝田さんが引っ張っていた。勝田さん省エネって言われるけど歌もダンスも普通にうまいし、ただスマートなだけでは?

「初恋の貴方へ」では可愛いりかこが見られる!そういえば16歳だった!年齢相応の可愛らしさが出ていてよかった。

「大人の途中」でバッキバキに踊りまくるむろりかこ最高。パラパラっぽい(?)振り付けがよく似合っていた。

「涙は蝶に変わる」はむろが世界にかなり入り込んでいて、場所移動するときさえセクシーを保っていてかっこいい。

「Uraha=lover」は珍しくオーソドックスな曲で、落ち着いて聴けるなとか思っていたら、大サビ?で和田さんが声を張るパートが心臓に来てちょっと意識が飛んだ。

 

和田さんとりかこは相変わらず最高なんだけど、今回はむろとかみこ、ふなちゃんにも結構目が行った。

むろは昨年のツアーとかなり印象が違う。歌声の伸びも良かったしダンスもキレが増していて、何度も目を奪われた。りかことシンメの場面も多かったし、実際成長を買われてる部分もあるんじゃないのかなあ。

かみこの主人公感、ヒロイン感がどんどん高まっていて末恐ろしい。かみこの可愛さには正しさがある。力強さも身につけ始めているし…

ふなちゃん、終始全力で歌もダンスも上手くてトークも面白くて好きになってきてしまった。ふなちゃんの面白さはホスピタリティとしての面白さという感じ。いつも、お客さんが置いてけぼりにならないように、必要な情報をちゃんと補ってくれる。

 

今回、途中で4分間休憩として、魔法使いサリーの曲にのせたカップダンスのVTRが入る。これがもう、可愛いのなんの。最初から最後まで最大級に可愛い。頭でリズムをとってるのが可愛くて。早急に売ってほしい。衣装も練習着っぽいけどそれぞれ似合ってて(下記ツイートのもの)、めちゃくちゃ可愛いなと思っていたら、自分たちで買ってきたんだそうで。アンジュルム〜〜〜

 

トーク面では勝田さんが目立っていた。

勝田「私は髪をハイトーンにすることが多くて、色が抜けちゃっていま金髪で、この中で一番明るいので目が行くと思うんですけど、なので髪の色に負けないように、いつも以上に」
客席「(食い気味に)うおおおおおお!」
勝田「そんな期待されても…」

という冒頭のMCを受けて、中盤では

和田「りなぷーがさっき、今日はいつもよりもって言ってたから見てたら、煽りの腕がこう(上下動)じゃなくてこう(回転)で!すごいなって!」
勝田「(小声で)無意識無意識」

竹内「こんな煽り方してるアイドルいないよ!(からの、全員でワーワーいじる)」

勝田「でもうれしい〜」

竹内「え、うれしい?」

和田「うん、すごいなって」

勝田「(にこにこ)」

という、和田さん勝田さんの2人の世界が良かった。

あと、かななんが「私テンション上がりすぎてさっきも勝田里奈ちゃんにめっちゃ大好きやでって言ったんですけど、キライって言われました」って言ったときにカメラに抜かれた勝田さんが超絶かわいい微笑みで最高。

最後のMCでは「昨日の夜はみんなでごはんを食べに行ったんですよ。私たち次の日仕事でもむくむとか気にせずにめっちゃ食べるんですよ、メイクとかこだわるくせにwそれで今朝起きたらみんなすごい目が腫れてて、食べ過ぎで。でも今はみんな治ってて良かったです」って言ってタケに「そりゃ治すわ!本番までには治すわ!」と突っ込まれていた。

 

ラストのMCで和田さんが「この会場は空間が広いので、皆さんの声がふわふわと聞こえて、この会場はふわふわしてるなって思ってたんですけど。後半になったら、皆さんの声が真ん中でひとつの大きな球みたいに見えて。これがライブかって。どういう意味でかはわからないですけど、ひとつになるってこういうことかなって」というようなことを言っていて、なんだかしみじみと嬉しかった。アイドルを応援していて、客という総体として愛されているときが一番うれしい。

 

笠原「昨日今日と関西にいるので、私も中西さん船木さんと同じ関西人になった気持ちでパフォーマンスしてたんですけど、皆さん通じてましたか!?」
客席「オー!」
笠原「普通通じないと思うんですけど、」
客席「!?」
笠原「すごく楽しかったです!」

笠原ワールド!

 

かみ「関西の皆さん!シュッとしてんなー!」
客席「…?」
かみ「心が痛い!!ふなちゃんが、シュッとしてるって言ったら全部褒めたことになるっていうから」
タケ「もう一回やろう!聞こえなかったのかも!」
かみ「関西の…いや、ここにいる皆さん!シュッとしてんなー!」
客席「お、おおー」

こういう昼公演でのやり取りがあった上で、夜公演ではふなちゃんが客席を「シュッとしてんな!」と煽って大歓声、かみこむくれる→かみこも「シュッとしてんな!」で今度は大歓声、かみこご満悦。という流れがあったそうなんだけれど、これ全部、コメディエンヌ結が仕組んだ女優かみことのコントでは……

かみこが滑った後、りかこが「中途半端w」ってぼそっと突っ込んだのなかなかの彼氏ヅラで悶絶した。

 

十人十色セットリストについて(ネタバレあり)

アンジュルム2018春ライブハウスツアー「十人十色」のセットリストは、半分以上ソロ、しかも他グループのカバーだった。個人的には終始楽しくて大興奮だったのだけれど、落ち着いてみるとやや疑問もある。

ハロプロの他アーティストの10年以上前の曲がわかり、かつアンジュルムの単独ライブも何度か行っているようなヲタにとっては十二分に楽しめる構成なんだけど、今回初めてアンジュルムのライブに来た人とかには少し寂しかったかも…とは思う。「アンジュルム」としての曲は全体の半分以下だったので。一般発売するライブというよりFCイベっぽかった。バースデーイベントのダイジェストのような。一般発売しないほうがいいとは言わないけれど、こういう内容であることは事前に告知があっても良かったのでは。または、せめてカバーする曲をスマアンジュにするとか。
全体曲はハロコンでやったものも多かったし、全員で合わせる時間があまり必要ない構成だったとも言えて、3箇所6公演しかやらないこと、開催地が千葉、横浜、仙台と、明らかに意味がありながらもその意味に触れないことも合わせて、このライブハウスツアーは予定外だったのかなと思わざるを得ない。

和田さんがツアーの1週間前にブログで「1人づつのキャラがはっきりしている部分はアンジュの強みであり、前々からよく言われてきたことです。ですが、この春ツアーでは、その個性を強調したところでは成り立たないと思ってます。個人的に。アンジュルムというグループである時点で1つの集団です。集団で魅せるパフォーマンスとなればもちろんそこには一様なまとまりも必要です。」と書いていたのも気になる……

 

確かにソロは各メンバーの魅力を十二分に引き出してくれたけれど、本当はそれをグループとして見たい。ソロが個性的なのは当たり前で、アンジュルムでのパフォーマンスの中で個々がそれぞれの「アンジュルムらしさ」を表現していくことが「個性」なんじゃないかと思うし、それが現状できていないのであれば、楽曲や歌割り等プロデュースの問題なのでは。

シングル曲では拾いきれない個々の魅力を、なんらかの形で見せていくのは良いことだと思う。ただその手段がカバーという状況は肯定しきれないので、アルバムを……アルバムを出してください……

 

 

アンジュルム2018春ライブハウスツアー「十人十色」感想(ネタバレあり)

アンジュルム2018春ライブハウスツアー「十人十色」3/3昼、横浜ベイホール。各人のソロ部分の感想を。

 

和田さんは真野ちゃんの「Song for the DATE」。あまりに歌詞が和田さんとシンクロするので動揺してしまった。「ふいに君があの歌口ずさんで 誰かの声が重なって 同じメロディ 心繋いだ」「いつか終わりを告げるこのときを僕らはきっと忘れない」のあたりが、和田さんがアンジュルムのメンバーを見る視線を彷彿とさせる。

「一日中、楽屋で歌声が響いてます。
同じ歌を永遠と繰り返してます。
わたしは若干置いてけぼりですが、
置いてけぼりが心地よかったりします。
そんな距離感でこの騒がしさと歌声の愛おしさを1人で満喫するのです。」(2/17のブログ)

原曲を何度も聴いたことがあるはずなのに、‪知らない曲のように感じるぐらい、和田さん自身の存在が鮮やかだった。真野ちゃんが歌うこの曲はどこかクールだったけれど、和田さんの色付けはエモーショナル。Heatherのときみたいに少し華やかなメイクにラフなポニーテール、フューシャピンクと紫を合わせたビビッドな衣装で、色とりどりの照明を浴びてひとりくるくると踊る姿はまるで魔法のようだった。性別も年齢も消えた、ニュートラルな美しい何か。魂そのもののような。

「共に刻んだ日付は一歩一歩踏みしめる助走 君と一緒に走れてよかった もっと高く もっと遠くへ行こう」ここはぐっと来た…

 

勝田さんはあややの「オシャレ!」。歌詞も似合っているし柔らかい声もぴったりで、まさにアイドルだった。めちゃくちゃ可愛かった。でもバースデーイベントで歌ったやつでは!?

 

ふなちゃんはイジ抱き。イントロ部分のダンスがちょこまかしていて完全にハム太郎!!可愛い!!からの、大人っぽくセクシーな歌唱のギャップがすごい。セクシー担当はネタじゃないと証明するようなパフォーマンス。

 

むろはあっぱれ回転寿司。あっぱれ回転寿司!!!最高だった。この歌をこの完成度でやれる子はそういないはず。こういうコミックソングは少しでもだれるとただの出オチになってしまうから集中力が必要だし、そもそもあの曲は複数人で歌うものだから、最後まで失速せずに歌い切るにはかなりの持久力が必要だろう。更に、コミカルに振り切りながらも時にかっこよく、ラストは一転して少年のあどけなさとその父親の包容力まで感じさせるための表現力に、歌唱力は言わずもがなと、多岐にわたるスキルが問われる歌だと思う。ふざけているようだけど、コミカルこそ、確かな実力の上にしか成り立たないので。彼女のマルチに高い能力あってこその完成度だった。

むろのこれほどのポテンシャルが、現在のアンジュルムの曲で十分に活かされているかというとそうではないように思える。私もこのライブを見るまでは気づいていなかった、というか忘れていた。エース候補としてもっと前に出していってほしいし、本人も「引き立て役」を自称したり、コミカル担当だからと一歩引かずに、真ん中を目指してほしいと思ってしまった。

 

かななんはなっちの「息を重ねましょう」。これは選曲が偉い、自分の嫁としての需要を理解している。「男の人って辛いことも多いのでしょ」はずるい。声質にも合っていた。

 

川村さんもなっちで、「恋の花」。これも選曲が偉い。盛り上がる曲として認知度が高いのでイントロから歓声が上がっていたし、甘いメロディが彼女の特徴である可愛らしい声にぴったり、健気な歌詞も本人のキャラクターにぴったり、ゆっくりした振り付けも長い手指と優美な動きを際立たせて、セルフプロデュースとして120点だった。加入して間もない彼女にとっては自分をプレゼンする場であるべきだと思うので、いや本当に川村有能文乃さん…

 

かみこはBuono!の「MY BOY」。彼女にとって、音程の安定感と高音のクリアさを武器にバラードで観客を引き込むことは簡単だったろうに、敢えて高速なロックという難易度の高い曲を持ってきたのにグッときてしまった。なんて成長に貪欲なんだ。そりゃ伸びるよ。加入時にはウィークポイントだった声量とリズム感が、2年ちょっとであれほどまでに成長しているの、すごい事だと思う。

 

タケちゃんはあややの「想いあふれて」。うまくて当然という空気の中で、更にその上を出してきたのでさすがだった。うまいだけじゃなくてちゃんと切なかった、歌の世界に引き込まれて、フルで聴かせろって思った。「ソロは苦手だからいままで歌ったことあるやつでいいかって思ったけど、挑戦してくださいって言われたから…」なんて言っていたけど、なんだかんだ言って真面目な人だ…

 

りかこは「しょうがない 夢追い人」。強めの曲調でダンスメインでやれば絶対かっこよさで圧倒できるところを、かっこいいだけじゃない、大人の女の弱さみたいな部分を表現しようとしていて、いつもとは違った表情が見られて新鮮だった。この曲も複数人前提なので、全部ひとりで歌ってダンスもして、というのはかなり大変そうだった。これはまだまだ伸びしろがありそう、仙台では全然違う印象になってそう。

この、今回は得意分野で勝負するよりも苦手なものに打ち勝っていこうっていうスタンスが、りかことかみこで一致しているの、絶対相談しただろうって感じで、もう、、

 

かっさーはベリの「VERY BEAUTY」。折に触れて好きと話しているし、バースデーイベントでも歌ったしで、かっさーのテーマソング的なイメージ。難しい曲だけど普通にうまい。今かっさーがかなり痩せて、モードな前髪にシュッとしたメイクで数ヶ月前とは別人のように大人っぽくなっているのだけど、曲中で見せる笑顔はあどけなくて、そのギャップも曲によく合っていた。

 

 

モード感想(ネタバレあり)

アンジュルム×フェミニズムなんてこれは見逃すわけにはいかないと、無理を押して行ってきた。

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内容は想像以上に攻めていて驚いた。女の子に白いワンピースを着せたがる男性を批判的に描くなんてことが、アイドル主演の舞台で許されるとは…!いつも着せられてるじゃん!?男性ファンがどういう気持ちで見るのか、それ以上に本人たちがどういう気持ちで演じているのかも気になる。

 

話の筋としてはシンプルすぎるし、粗が目立つと言えばそうなんだけれど、ストーリーを通して明確なメッセージを伝えるというよりも、場面場面にフックを仕掛け、演者と役とのシンクロ又はギャップを利用しつつ観客の心に印象を残していくという手法なのかなと思って見ていた。全員に見せ場を作らねばならなかったにしては、大きな破綻なくまとまっていたと思う。考えさせられるシーンはいくつもあったし。

 

ラスト近く、副編集長が撮影を冷やかしに来るシーン。「私がスタイリングしました」と得意げな華子に、「モデルが余計なことするな」「白いワンピースとか水着とか、着物のはだけたやつとか着て」「女は黙ってニコニコしてればいい」。副編集長は嫌な奴のように描かれていたけど、あんな風にセクハラされたり、女だからってバカにされることは、現代でも、普通の会社員でもいくらでもある。怯えて抱き合う愛子たちの姿に泣いた。よくあることだからって、全然平気なんかじゃない。嫌なことなんだよ。すごく。

このシーンでのあやちょの横顔の演技は素晴らしかった。脚本的には弥生の人間性はそう書き込まれているわけではないのに、横顔だけでその強さも弱さも全て語ってしまう、あやちょの説得力。

かっさーが加入した時、セクシー担当みたいな扱いで、ハロプロメンバーもおしりがどうこうみたいなコメントを出してる中、「中学生なんだからそういうのやめてください」と怒ったあやちょが、このシーンでの弥生に重なった。消費されることに慣れない強さ。

 

りかこかっこよかった!大きな動きの多い役なので、りかこの美しい肉体が躍動する様を堪能できた。劇中歌も最高。りかこに「私には誰より素質がある!」って歌わせてくれた方にお歳暮を贈りたい。歌声がとても良くなっている。自分の声質にあった歌い方を見つけた印象。

演技はもっと荒削りな感じかと思っていたけど、場面が進むにつれ、感情の移り変わりに合わせて目の表情が変わっていって、こんな繊細な表現もできるのかと驚いた。スポットライトも当たっていない舞台の奥からでも、華子はいつも美智子を見ていた。その目が、最初は目下の人間を見るような余裕に満ちていたのに、だんだんと憔悴が滲み始め、憎しみに燃えるようになる。そこから一転して、美智子を認めた場面では晴れ晴れとして曇りのない、それでいて力強い眼差しに変化する。台詞以上に雄弁なその表情から目が離せなかった。最後に「みちこ”さん”!」って体育会系の素を出すところが可愛くて和んだ。

 

かななんには驚いた。演技がうまい…!立ち姿が美しいというのもあるけど、普通に外部でも舞台女優としてやっていけるのでは。

りなぷーかわいい。かわいい役なのでかわいいのは当たり前なんだけど、かわいいだけじゃない。黙って後ろから他の人を見ている時の、頬杖をついた表情の雄弁なこと…あのシーンの写真欲しい…

かみこは達者だね…演技も歌もクセがまったくなくて、素直にきれいにこなしていた。初のつんく♂ノータッチの歌姫になるんじゃないだろうか。

あいあいは飛び道具的な役どころだったので評価が難しいけれど、とにかくスタイルが抜群。女中なのにどのモデルより脚が長い。

タケの演技がよかった。タケじゃないのに自然だった。 

むろは普段のキャラと一番遠かったのでは?途中で意識の変革もあり難しい役どころだったと思う。美智子に合わせる柔軟性もありつつ、軽率に見せてはいけない。むろの長所である女の子らしさは消しつつ、人の善さは活かしていてうまかった。

かっさーはポージング?がうまかった。腰の切り返しに身体能力の高さを感じる…!演技も歌も新人とは思えない安定感。彼女も半年後には主演できる器だと思う。

 

残念だったのは衣装面。せっかく衣装がかわいいのに、女性陣がいつもぺたんこ靴なのもったいなかった。どうせむろやタケとの身長差は逆転しないんだから、割り切ってヒール履いちゃってもそんなにおかしくなかったと思うけどな。華子や弥生のキャラでハイヒールじゃないってことはなかろう…。あと着物がカジュアルすぎる、結納であんなの着るわけない。

 

ゼロホールは大変狭くて、かななんが真後ろで踊った時にはいい匂いがしたし、りかこのまつげの一本一本まで見えたし、なによりりなぷーのBCG!!!!

 

アンジュルム秋ツアー

アンジュルム秋ツアー@京都FANJ、昼公演。

全編アンジュルム曲ということで大変テンションが上がる。スマ曲は大好きなんだけれど、今のアンジュルムの魅力を最大に引き出せるのはアンジュルム曲だと思うし、あまりに世界観が違いすぎて、セットリストにつながりが出なくなるように思う。

 

カバー曲は邪魔になるんじゃないかと思ってたけど、りかことかっさーの組み合わせに今日一番テンション上がった。この2人のサイズ感ちょっと最高じゃない?戦う肉体って感じで大変良い…正拳突き素晴らしかった…このまま2人ともすくすく育って、強く美しいシンメになってほしい。

 

りかこ本当にかわいくてかっこいい。どこが好きって生命力みなぎる体幹が好きなんだけど、腕や脚もエネルギーに満ちていて素晴らしい。命の美しさを感じる。

かっさーとんでもなかった。殺し屋の目からふっと微笑んで少女に戻り、次の瞬間には妖艶にと、表情の魅せ方が何パターンもあるだけでなく、ちゃんと曲に合わせて使い分けていた。ダンスも歌も十分に即戦力。最近の研修生はすごいんですね…

かみこは完全に新人の域を脱していて恐ろしい。猫背も治りつつあるし、歌も音程はもともと安定していたところへリズム感もよくなっている。表情がすごい。覇王!

あやちょは本当にとにかく美しい、特に腕と首のつき方が美しい。人間離れしている。仏像とかに近い。

 

途中で倒れてしまったお客さんがいたんだけど、パフォーマンスはそのまま乱さずやりきって、曲が終わったら「皆さん体調には気をつけてくださいね、辛かったらゆっくりしていいですからね」と客席に声をかけるあやちょの頼もしさ。エキセントリックなように見えてむしろすごくまともな人だと思う。

 

トークは半年前に比べて格段に安定感が出ていた。かみこという常識人の加入が大きいのか…?

ラストの挨拶でかみこが「私はこの会場は初めてだったんですけど、見にくい方も多かったんじゃないでしょうか。端の方とかも…」と気にかけていたのが印象的だった。活動始めて1年やそこらでそういう視点があるというのはすごい。

かっさーが冒頭では「京都でライブするのは初めてなので、私がどういう風にパフォーマンスするのか皆さんに知ってもらいたいです」と言い、締めでは「(ユニット曲が)思っていたよりうまくできたので、この調子でモチベーションあげていきたいです!」と言い、大変良かった。ちゃんと自分を正当に評価できるクレバーさと健やかさがある。

「今日は朝、出かける前にお母さんとケンカしたんですけど、ライブがすごく楽しくていま気分がいいので、謝ろうと思います!佐々木莉佳子でした!」中学生かわいいかわいい