誰でも大好き

DD。つんく♂教。

宮本佳林 LIVE TOUR ~Karing〜感想

※レポではなく感想です。

 

10月23日、Zeppなんば大阪で宮本佳林ちゃんのソロライブを観た。凄かった。これほどのライブに巡り合うことは、人生でもう何度もないかもしれない。歌って、こんなにも心を動かされるものなのか。最高にかっこよかった。アイドルには、人間には限界なんてないと思った。

 

Juice=Juiceはハロコンで見ることがほとんどだったけれど、一言だけのパートにも一曲分以上の情報量を込められるかりんちゃんが、ライブまるまる一本をひとりでやったらどうなるんだろうという興味で申し込んだ。実際には「どうなるんだろう」なんて悠長なことを考えている余裕はなかった。その卓越したパフォーマンスと、迸る生命力に押し流されてしまった、全て。


曲ごとに違う表情になるどころか、まるで別人で、それぞれに完成された世界を体感させてくれる。スターツアーズからウエスタンリバー鉄道、シンデレラ城にエレクトリカルパレードまでなんでもあるディズニーランドみたいに。ディズニーランドを擬人化したのがかりんちゃんだと思った。


どんな人物を描いた曲を歌っていても、「演じ分ける」とか「器用にこなす」とかに留まらず、都度、活き活きと血の流れる、重力のある実体としてそこに立つかりんちゃん。かりんちゃんらしい、らしくないなんて線引きは意味を持たなかった。全てがかりんちゃんの内にあった。どんな世界観にも対応できる表現力があれば、当て書きは必要ないどころか余計なお世話ですらあるのかもしれない。


私は普段は良い意味でも悪い意味でも歌詞が気になるタイプなんだけれど、この日はそうならなかった。歌詞をメロディ付きの文章として受け取るというより、かりんちゃんが歌詞をもとに作り上げた世界を楽しむという感覚。歌詞はあくまで設計図で、こちらは設計図そのものではなく完成した建造物を見るような感じというか。例え救いのない歌詞でも、かりんちゃんが歌い上げることで魂に寄り添う歌になる。


もしもこの20年間のハロヲタとしての記憶をすべて失っても、このライブを見たら、こんな凄い子が存在するんだ、ハロプロの子なんだ、と感動してハロヲタになったと思う。というか、見ている間は本当にハロプロという文脈のことを忘れていた。あの小さかったかりん様が…とか、不遇な時期を経て…とか、グループに所属しながらソロライブは史上初で…とか、そういうパフォーマンス外のことは完全に頭から消えていた。ひたすらに目の前のステージが最高だった。


かりんちゃんが生まれてきてくれたこと、アイドルになってくれたこと、これまでアイドルでいてくれたこと、そして今、最高のステージを見せてくれたこと。全てに感謝の気持ちしかない。かりんちゃんを生み育てたこの世界に感謝……


・私が言う前に抱きしめなきゃね 

かりんちゃんが登場してまず、とにかく可愛いのにびっくりした。ピカピカに輝く頰、黒く濡れた瞳、ふんわり内巻きにした髪、ふわふわの手足、真っ白なアイドル衣装。クリーミーマミだ!となった(世代)

そして歌が上手い、声がいい。リズム感の良さなのかなんなのか、聴いていてやたら気持ちがいい。挑発的な微笑みにゾクゾクして、間奏では一転して弾むような笑顔にわくわくして、まるで心を操られているようで戸惑った。こちらに恋心がなくても、こんなに気持ちが引っ張られることがあるのか。


・大人の事情

こんな歌だったのかと息を飲んだ。ドラマも全部見たし、何度も聴いたことのある曲なのに、これほど切実な心情が描かれているだなんて知らなかった。こんなにも恋にのめり込んで、こんなにも強く大人に苛立ちをぶつける少女がそこにいたとは。「大人の不条理 目をつぶってきたのに この恋 認めてよ」がまだ胸に刺さっている。曲の世界に引きずり込まれて、狡い大人として糾弾されたような痛み。


・愛のダイビング

からの、豪速球でかっこよさをぶつけられて面食らう。歌声に疾走感?があって、風を切っているよう。爽快そのもの。ここまでの3曲で既にもう、ライブが終わっても何の文句もないぐらい満足感があった。3本立てのオムニバス映画を観たぐらいの情報量。


・氷点下

微笑んでいるのに泣いている、という表情が存在するのだという驚き。なんだか毎曲なにかしらに驚いているな……。かりんちゃんが曲の主人公に見えるだけでなく、私まで遠距離恋愛がうまくいかない少女になってしまい、寂しくて悲しくて泣いてしまった。アラフォー子持ちなのに。曲の世界観を見せるだけじゃなくてその世界に引っ張りこむことができる、これが表現力……。山崎あおいさんのシンプルな歌詞は、かりんちゃんの豊かすぎるほど豊かな表現力とのバランスがいい気がする。


・タメライ

触れれば砕け散るガラス細工のような少女だった「氷点下」から、突然ラテンでタフなお姉さんに……抑え目の曲調でかっこよかった。このあたりからかりんちゃん像みたいなものを探すのを諦めた。次々と提供される短編映画に身を委ねるのみ。

作曲:馬飼野康二と書いてあったような気がするけど気のせいかもしれない。


・Only Chance

恥ずかしながら恋するハローキティは未履修なので、家族と恋人の間で揺れる、人魚姫的な曲だと思って聴いていた(帰ってから調べた)。劇中歌なのに単体で歌ってあらすじが伝わる演技力すごいな。


・最高視感度

恥ずかしながらコピンクスも未履修だったので衝撃を受けた。これが噂の!すごい!すごい透明感と無重力感!歌声がキラキラに煌めいていた。これは数日経ってから考えたことだけれど、アニメーションのキャラとしての歌だからあんなに透き通る声で歌っていたんだろうか。


・初めてを経験中

か、かわいい。めちゃくちゃかわいい。安定感と安心感。いわゆるハロプロ的可愛さの完成形という印象。Juice=Juiceの曲を歌う時、心なしか客席へのまなざしが優しい。Juice=Juice推しの人たちと相互に愛情をやりとりしている感じがする。


・幼少期の写真紹介コーナー

すごくナチュラルな、家庭の中での写真が選ばれていた。親が選んだであろう服から、成長するにつれて本人の意思、「可愛くなりたい」気持ちが表れた服に変化していく様子が見てとれた。可愛い柄と可愛い柄を重ねちゃう、ビーズのブレスレットをむやみにつけちゃう、お子様ランチのおまけみたいなティアラをつけちゃう、幼い日のおしゃれ心の芽生えが、アイドルへとつながっていく流れにぐっときた。


・駐車場のお姉さん

ご本人の作詞作曲ということもあってか、声が魅力的に響く音域で構成されているように感じた。柔らかく温かい歌声。コミカルじゃないのも聴いてみたい。(これはオチが私にはちょっと難しく、ウケ損ねた)


天使のウィンク

めちゃくちゃ良かった。曲自体がさすがに強い。松田聖子カバーアルバムを出してほしい。あと、かりんちゃんのアプローチも、誰かに寄せるかたちをとるからか、持ち歌とは違う雰囲気があって、ライブ全体の中でよいアクセントになっていたと思う。


恋☆カナ・ミニモニじゃんけんぴょん

恋☆カナ好きすぎて無意識に振りコピしてしまった。フルが聴きたい。


・カリーナノッテ

無垢さと包容力を併せ持った少女という、アイドルの根底にあるファンタジーを、本人の年齢的な幼さによってではなく、歌の技巧で描き出せるというのは、本当に稀有なことだと思う。年月とともに失われていかない、むしろ磨き上げられていくものとして愛でられる。希望でしかない。


・ロマンスの途中

かっこよすぎて興奮しすぎてよく覚えていない。王。


・若者ブランド

やたらとキャッチーなメロディに、流行りっぽい歌詞。メッセージのインパクトが強くないのも、それはそれでかりんちゃんの歌自体のかっこよさが際立つように感じた。


・少女K

私はエンドロールに名前も出ない脇役、みたいな歌で、いやさすがに本人とギャップがありすぎるだろう、と思ったのは最初だけで、醒めた目つきとやさぐれたオーラに、ああ私が知らないだけで、かりんちゃんが脇役の世界も存在するんだろうな……と謎の納得に至った。ダンスも含め乾いた空気感がかっこよかった。でも最後の人文字「K」は何?


・どうして僕らにはやる気がないのか

サビの歌声は強く訴えかけるようで、胸の奥を抉られるのに、間奏で見せる完全な虚無の表情。あまりに無なのでハッとなる。そのコントラストで歌詞がより切実に響くように思った。もう相当な曲数を聴いたはずなのにまだ知らないかりんちゃんがいる。

 

・CHOICE&CHANCE

魂を燃やし尽くすようなパフォーマンスだった。正直、もう声には疲労の影も見えたんだけれど、それさえも魅力に変わるような。これは多分、生で見てこその迫力だったんじゃないだろうか。

 

・落ちこぼれのガラクタだって

「ライブのラスト」というテイストの曲。ちょっとその前の曲で呆然としていたのを優しくクールダウンしてくれた。


・銀色のテレパシー

優しい歌声。柔らかく包まれているような、甘やかされている、という感覚。こんなに優しくしてもらっていいんだろうか。

パフォーマンスとは関係ないんだけれど、「氷点下」はこれと対になる曲なんだろうか?「風邪流行ってるよ そっちではどう?」「私ならここで元気」あたりを彷彿とさせる描写が多くて気になった。

 

・「ひとりで生きられそう」って、それってねえ、褒めているの?

思い出しても血がたぎるようなかっこよさだった。こんなスリリングな曲だった?私は全然音楽について詳しくないけど、あれがロックっていうやつなんじゃないだろうか?音楽のうねりに、かりんちゃんの体温に巻き込まれて、高揚感に支配されて自分が自分で無くなるような。最高のエンディング。

和田さんバースデーイベント(ネタバレあり)

8月1日、和田さんの、ハロープロジェクトでは最後のバースデーイベント。「私とハロープロジェクト」というテーマに沿って、和田さん自身の撮影した映像とライブが組み合わされ、まるで映画を観ているようだった。

昼夜と見たからメモなしでもいけるかと思ったけど大変に不確か。特にスライドの内容が曖昧にしか残っていないのが悔しい。

 

入場すると天井にポストカードのアナザーショットが貼ってある。全部で10種類弱、20枚くらいだったかな。辿っていくと最後に「ありがとう!」と小さな文字で書いてあって、現代美術感があった。ヲタがみんな天井に両手を伸ばし、スマホを掲げて一列に歩いていく様子も含めて。

f:id:ayayahp:20180831150850j:image
f:id:ayayahp:20180831150847j:image
f:id:ayayahp:20180804103803j:image
f:id:ayayahp:20180804103903j:image
f:id:ayayahp:20180804103758j:image

 

司会は上々軍団。緊張している様子の和田さん。啓太曰く、袖でも緊張していたとのこと。

啓太「24歳になった瞬間はなにをしてたの」 

和田「気づいてなかったんですよ!暑かったのでクーラーをつけてて、さむってなったから消そうと思って、消しに行ったら時計が目に入って、すぎてるー!って」

はるなんからはおめでとうのボイスメッセージが届いたそう。

「ひとつ歳を重ねてどう」みたいな物言いをしては和田さんにキレられる啓太。和田「まるで私が年齢が上がるとできないことが増えていくみたいな言い方!

ごろ「そうだそうだ!」

啓太「お前いつからあやちょの腰巾着になったんだよ!」

「24歳の目標は」って聞かれた和田さんが「何歳だからこうしたいっていうのはないです」と言った後、すっと腕を伸ばし正面を指差して「目標は前を向き続けること。年齢関係なく」って答えてたの良かった…。

 

オープニングトークが終わって3人がはけ、暗転するステージ。静寂の中、スクリーンに文字が映し出された。

 

最終審査で泣いてしまった理由、その感情が最近わかった気がする。みんなと違うことへの不安と恐怖。みんなは「手を握って歩きたい」を選んだ。私は選ばなかった。みんなと同じならだいたい大丈夫、でも私は違うものを選んでしまった。どうしよう。当時の気持ちを思い出すと口の中が苦くなる。みんなと違って不安だなんて、いまさらそんなことがあってたまるものか。あのときの自分に、大丈夫だと言ってあげたい。

 

ここで和田さんが登場し、「手を握って歩きたい」のイントロがかかる。なんという演出…。「ありがとう 素敵な思い出 出会ったみんな ありがとう」に涙腺が緩む。

続いて「17の夏」。エッグ時代の、フレッシュさで押し切るパフォーマンスとは別人のような、声に表情のあるコケティッシュな歌唱。焦らすような「こっちへおいでと あなたが言うから」の蠱惑的なことと言ったら。

ここでまたスクリーンに文字が映し出される。

 

アイドルになりたいでもなく、ただ楽しんでいた私が、「17の夏」で初めて先生に褒められた。それからすぐ新グループ結成を告げられた。

 

そして「夢見る15歳」。24歳の和田さんの声はあの頃の4人を合わせたよりも力強いのに、それが逆に切なくて、夏の夜の寂しさが漂うこの曲によく合っていた。イントロの、両手を前に出して場所移動する動きが、1人だとゆらゆらと金魚のようで儚い。少数ではあるけれど「イヤホンで」とコールを入れたファンがいて、和田さんが客席を一瞥してにやりとしたとき、それはもう過ぎた出来事に対する表情に見えてまた寂しくなった。

さらに「しょうがない夢追い人」。歌もダンスも完成度が高い。和田さんの、神が造りし肩と二の腕の美しさが存分に活かされていて、動くギリシャ彫刻のようだった。

 

ここで和田さんは一旦はけて、今度は文字ではなく、動画が始まる。室内での和田さんの自撮り。

「今日は7/16です、岐阜での個別握手会でした。BDイベント何するのって沢山聞かれて、まだ考えてない〜とか言ってたんですけど、そろそろ考えなきゃなって。それで帰りの新幹線の中で考えました。今これを見ている方はもう、イベントの企画書のようなブログを読んだ後だと思うんですけど、そのブログの内容とか、セトリとかを名古屋から東京までの新幹線の中で考えました。この企画は、今まであまり見せて来なかった、普段の姿みたいなものをお見せしようかと。今も自分の部屋で撮ってるんですよ、壁にアルチンボルドのポストカードとか貼ってあって。朝起きてから寝るまで全てを記録していったらどうなるかっていう単純な疑問です。真のリアルですよ。あっこれを撮るのでピンクのリップを塗りました」

このあと一瞬だけ外の映像を挟んでまた部屋に戻り、「なにも撮らずに2日が過ぎました」「昨日は上野公園に行ったのでちょっとだけ撮ったんですけど外で喋るのが恥ずかしくて…」「また自分の部屋です」

続いて、恐らく布団の中での自撮り。「6時に起きて…色んな夢を見たんですけど…」とかむにゃむにゃ言う。幼い。

そこから起きて着替え、髪を耳にかけて、カメラに向かって「今7時半です。これから朝ご飯を食べます。今日の予定はまず仕事のことをして、いつもの勉強をして、それからお仕事に行きます。急いで朝ご飯食べます」みたいなことをハキハキ喋り、でも声は寝起きのかすれ声。朝ご飯を食べに室外へ去る。

次は丸メガネをかけ、高速タイピングをする姿を正面から撮った映像。かなり長い時間だったのか、途中で早送りに。

メガネを外し、カメラに近づく。化粧っ気もなく、キャンベルのTシャツで、カメラを見たり目線を外したり、自然な雰囲気で語りかけてくる。「なんか私って大真面目だなって思ったんですよ。セットリストの順番に曲を並べて聴いてみたんです、YouTubeで。それで昔の動画とかも見ちゃって10時半になっちゃいました。朝の10時半。…なんか、エイティーンエモーションって本当にいい曲だなって。内容もその年齢に合ってて。若いからこその、なんにも考えなくていい感じが…可愛かった。6人で歌ってて。だからみなさんもそういうところに元気をもらってたのかな…もし元気を与えられてたとしたなら、そうだったのかな。今の私はもうそうじゃないから。大真面目で、だから恥ずかしいんですよ、これを見せるのは。でも見せたいって思うのが私だから。…それで今は日焼け対策について調べてました!お母さんにすごい焼けたねって言われたんですよ」最後は画面は暗転して音声のみだった。

 

和田さん再登場、エイティーンエモーションを歌う。溌剌として大変に可愛い。あの頃の無邪気さが今はないとしても、私はむしろ今の和田さんの可愛さ、思慮深さにこそ元気をもらっているのに、と思ったけど、そういうことでもないのだろうな。

それから「わたし」。イントロにどよめく会場。歌詞の文字数が多すぎて歌いづらそう。少し飛ばす場面も。間奏でキラキラした音楽に合わせてくるくると回る姿が眩しい。

ラストは「雨の降らない星では愛せないだろう」。難しい曲だけれど綺麗に歌われていた。

 

上々軍団が登場し、エンディングトークが始まってハッとした、もう終わりか…!あっという間だった。

和田さんは、文字が後ろの席からも読めたかとフォントサイズを気にしていた。イベント中に上映された映像はDVDには入らないようなことを言っていたけど、それは困る。

「わたし」は歌詞の文字数が多くて息継ぎが大変だった、まろが卒コンで歌うとき、リハで大変大変言ってるのをそばで見ていて、そんなに大変?と思っていたけど本当に大変だったとのこと。昨日は0時過ぎまでまろとメッセージのやり取りをしていたけど、「わたし」を歌うことについては恥ずかしいから伝えていないそう。「曲がかかったときに皆さんがおーって喜んでくれたので嬉しかったです」

ロビー天井のオフショット、あまりに誰も気づいてくれないので、ロビーで手売り中の上々軍団に触れてくれるよう頼んだらしい。「取ったらダメですけど、偶然落ちてきちゃったら持ち帰るのはOKです」といたずらっぽくニコニコする和田さん。

 

二部のオープニングトークでは、自己紹介をと言われて「和田彩花です!好きな食べ物は、ナスです」と研修生風に。一部について「なんであんな失敗しちゃったんだろう、だから私はダメなんだってマネージャーさんに言うぐらい落ち込んでたんですけど、さっきグッズ売り場のお手伝いをさせてもらって、皆さんの顔を見たら吹っ飛んじゃいました!だから元気です」と。

ごろ「さっきお弁当を食べたんだけど、あやちょはお衣装のままだったから、汚さないようにって仲間Tシャツを膝に引いてたんですよ!ハラハラしましたよ!」

 

2階席にはりかこかみこかっさーかわむー。嬉しいでしょと振られ、「恥ずかしいです!いつも一緒にやってるから、見られる側になるとすごく恥ずかしい。そっちの方見ないようにやります。」

「さっきも楽屋ですごい騒がしかったんですよ、かみことかっさーはプレゼントですー!開けてください!って来て。ももなのお母さんと妹からも手紙をもらいました。ももなの妹とはいつもアンジュルムのメンバーで電話してるんです。りかこなんて荷物をドーンって落として、和田さんにあげるものは入ってないんで大丈夫です、なんて」とにこにこ語る和田さん。「かわむーはそのTシャツを…とか言って、Tシャツを買ってくれたんですよ!しかもすごくファッション的にも良い感じに着てくれてて、お手本みたいに」…イベント会場についたらまずTシャツを買う川村文乃さんよ…。
ペンライトを振りまくるメンバーに対して和田さんが「落とさないでよ!?下の方、落ちて来ないか気をつけてくださいね。落ちないようにストラップがついてるからちゃんとそれを手首につけて」とか注意し始めたら、メンバーがストラップに通した手首を和田さんに見せつけたの、お母さんと悪ガキだった…
メンバーが観ている席の真下だったので、場面場面で「かわいい…」「かわいい!」「かわいい〜」という声や可愛い笑い声が聴こえてきてほのぼのとした。

 

Tシャツの写真はシャッタースピードを遅くして撮ったから、「動いちゃいけなくて大変だった」「私は動いて撮りたかったのに…」とのこと。外国っぽい、ニューヨークみたいなイメージとさわごろに言われて明らかに不満顔だった。「外国っぽい」イコール褒め言葉みたいなのは和田さんには通用しなかろう…

ごろ「Tシャツかっこいいよね」

和田「どうかっこいいと思ったんですか」

ごろ「外国っぽいよね」

和田「日本で撮りましたけど。港区で撮りました」

ごろ「いやなんかニューヨークみたいなイメージ…」

和田「そんなイメージじゃないです」

ゼミ…?

 

お祝いのVTRが来ています、と告げられて驚く和田さん。「だってだって高橋さんからは去年もらったから違うでしょ、くどぅーも違うし、あと」とそれっぽい人の名前を羅列し始め、上々軍団に「それぐらいでやめとこうか!?その中にいたら困るからね!?」と止められていた。VTRはガキさんから。「あのDAWAがこんなに綺麗になっちゃってー!」みたいな感じ。ガキさんの仕切りで客席みんなでハッピーバースデーを歌う。VTRを見終わった和田さん、「びっくりしました!新垣さんはえりぽんのだと思っていたので」「新垣さんにはとってもお世話になったんです。いつも、元気?楽しんでる?って聞いてくださったりとか。ハロプロでグループに分かれて全国をまわるみたいなときに一緒で、すごくスマイレージは面倒を見ていただいて。挨拶の仕方とか、私じゃないですけどメンバーが薬の飲み方まで教わったりして」

 

「わたし」を歌うことについて、「本人には言ってないです、恥ずかしくて。でもまろはツイッターとかやってるからそれで知るんじゃないかな。イベントが終わったら連絡しようかと思います」

 

二部終わり、なかなか締めくくらない和田さん。「私ももっと歌ってもいいんですけど…」と呟いて、歓声に慌てて「いやいや歌いませんよ!?」と。名残惜しかったりしたのかな…。「来年のことはわからないんですけど、また皆さんと会えるように頑張るので、皆さんも頑張ってください」

 

終演後にはスクリーンに、スマホで撮影されたと思しき映像。頭にねこじゃらしをつけて、ラフなワンピース姿で川に入る和田さんの姿。前日のブログで書いていた猫探しのときの様子なんだろうけれど、こういう演出が本当にファンの喜ばせ方を心得ているなと思う。

 

"今日は妹と猫を探しに近所を歩いてました。
猫がいたときのために、
ねこじゃらし三本を持っていました!
そして、途中、川に入りました^ ^
すごく冷たくて涼しかったですよー"

「BDグッズ」

https://ameblo.jp/angerme-ayakawada/entry-12394699253.html 

 

遊びを排しかっちりと作り込んだイベントで、和田さんという人を強く感じることができた。自分で構成を考えたとのことだったけれど、クオリティも十二分で、もし卒業後のソロ活動がこの延長線上にあるのなら非常に楽しみ。ただ、想像以上に高い人心掌握力を見せつけられて、好きだという気持ちと同時に畏れも生まれた。底知れぬ魅力。

 

とにかく自撮り映像はとんでもなかった。料理だとか「おかえり」だとか、露出度の高い服装や可愛い部屋着よりも、ラフな格好で、目を合わせるでも合わせないでもなく、淡々と内面の話をすることこそが一番、親密な関係を想起させるってことをわかっているのかいないのか。作業が一段落してふっと目線を上げカメラを見る瞬間、特に表情を作らないことでこちらの心をより深く突き刺すことができると知っているのはどうして。喋り続けるその合間に、ふっと一瞬流し目のような目をして、見えるか見えないかぐらいチラッと舌を出したのも、無意識なのか。無造作に撮られたような映像に見えるけれどあまりにも魅力に溢れすぎていたので、すべては綿密な計算の元に無造作風に作り込まれたものなのかもしれないと思ったり、とにかく混乱した。女優には興味ないのかな…やってほしいな…

 

セットリストは、2002年のキッズオーディションから、2015年福田さん卒業あたりまでの和田さんの軌跡をなぞったものだったと思う。各曲がどの節目を象徴するものなのか、選曲意図について現時点で一度推察しておきたい。

1. 手を握って歩きたい

2002年、キッズオーディション。他の受験者がこの曲を選ぶ中で、違う曲を選んでしまって不安だった過去の自分を慰めるように歌われた1曲目。和田さんがキッズオーディションの最終審査で泣き出してしまい、合格のはずが見送りとなっていたことは、1年ぐらい前に矢島さんとの対談の中で明らかになった。ここで合格していればベリキューになっていたはず。

2. 十七の夏

2008年、新人公演9月〜芝公園STEP!〜。このソロ曲で初めて先生に褒められたとのこと。エッグの公演でソロ曲が歌える人数は多くなく、選ばれた時点で相当な評価をされているということなんだけれど、和田さん本人は無自覚だったのかもしれない。エッグ加入当初はダーワーというニックネームが似合うほどノーマークだったのが、突然めきめきと可愛くなり、歌もダンスもまだまだ拙いながらも人気が急上昇した頃。

3. 夢見る15歳

2010年、メジャーデビュー。ここが大きな節目なのは疑う余地なし。

4. しょうがない夢追い人

2011年は相次ぐメンバーの脱退や追加で、第1期スマイレージが終わった年とも言える。「しょうがない夢追い人」なのは、辞めていったメンバーたちなのか、アイドルを続ける自分なのか、それともスマイレージというグループなのか。

5. エイティーンエモーション

2014年、スマイレージとしてのラストシングル。6人のスマイレージは立ち上がりこそぎくしゃくして低迷感もあったものの、この頃には逆境を乗り越えてきた自信のようなものも見えたし、日々の活動に手応えがあった時期なのでは。アンジュルムになってからは後輩の育成など、グループ全体のことを考える時間が増えた和田さんにとって、無邪気にプレーヤーたり得た最後の季節なのかもしれない。

6. わたし

2015年に福田さんが卒業。一緒にスマイレージを守っていこうね、と約束していたもの福田さんは、3期増員・改名が決まったタイミングで卒業を切り出し、オリジナルメンバーは1人になった。

7. 雨の降らない星では愛せないだろう?

2015年、福田さんが卒業することで、グループで1人だけキャリアが突出した状態になることから、先生に「ライバルはプラチナ期と思ってやりなさい」と言われたという話があった。この曲はスマイレージモーニング娘。オープニングアクトを務めていた頃にモーニング娘。が歌っていた曲なので、プラチナ期を目指し始めた、ひとつ上を見始めた時期の象徴として選ばれたのかもと思う。ただ単に好きな曲なのになかなか歌う機会がないから、この場で歌うことにしただけかもしれないけど。

 

この続きがあるとすればどんなセットリストになるのだろう。アンジュルムの始動「大器晩成」、田村さんの卒業「恋ならとっくに始まってる」、葛藤の日々は「良い奴」や「君だけじゃないさ…friends.」あたりだろうか。「Song for the DATE」も入るのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

ビジュルムスペシャルイベント

東海ラジオ和田彩花のビジュルム」のスペシャルイベント。これが感動するほど素晴らしかった。1人での和田さんってあんなに愛らしいのか。メモを取れなかったので、和田さんの発言内容が曖昧なのが残念なところ。

前半は公開録音で、後半はゲームコーナーとライブ。公開録音以外の部分は啓太が司会だった。

 

和田さんはふちにチェックのラインの入った黒いポロシャツを、膝下の黒いAラインのスカートにインして、黒のローファー。資料のファイルを抱える姿が大学生っぽいコーディネートだった。可愛かった。

 

まずは「ビビッときたもの」として、写真や動画を交えて和田さんの美術手帳や自室のポスターなどを紹介してくれた。ブログとかに載せるのは好きじゃないので、初めて公開するとのこと。

美術手帳は、普段美術展を見に行った時に感想を書きとめているノートで、大きいサイズのおそらくモネの絵が表紙のものと、小さいサイズのベルトモリゾが表紙のものの2冊。師匠のような存在の方からフランスのお土産に貰ったものだそうで、「私もやっと、フランスに行けます」「とっても大事なものなので、なくならないように大切に使っています」。中身はひたすら文字がみっちり。モネの晩年の絵について「赤 赤 赤!」と書いてあったり。

ビジュルムの台本に情報を書き込むのには付箋を使っているとのこと。小さい鞄が好きだから、鞄には付箋だけ入れて、そこに書いておいて台本に貼ったりするんだそう。皆さんもこういうときにはこの方法でやってもいいですよ!と言ってくださった。このとき写真に写っていたビジュルムの台本はヌード展の際のもので、2、3行しか読み取れなかったけれど、オンエア内容より踏み込んだ考察が書き込んであった。きっといつも、どれは話してよくてどれはよくないのか、かなり取捨選択した上で、言葉を選んで伝えてくれているんだろうと感じた。

部屋に貼ったポストカードで1番のお気に入りは安藤忠雄さんのもの。サイン入りなんですよと自慢する和田さん。「でもサインしてもらったわけじゃなくて、サイン入りのが売ってたんです。それでゲットしました」と笑っていた。

和田さんの部屋の床に置いてあるのはロートレックの「シンプソンのチェーン」のポスター、ダンサーの方の舞台写真を和田さん自身がコラージュしてポスター風にしたもの、額装したライブ衣装の生地。ライブ衣装の生地は去年のもので、柄が刺繍で素敵だとブログに書いたら、それを見たスタッフの方が余っていた生地をプレゼントしてくれたそう。

ポストカードを入れたファイルは、めくりながら撮影した動画で見せてくれた。ファイリングは美術展に行き始めた2010年からずっとやっているそうで、展覧会のタイトルをマステで貼ったり、シールでデコってある。初期のものを見ながら「このときは子供だったので色々貼りすぎてますね」と。途中、絵画のポストカードに混ざってファルスのポストカードが映り、「プライベートなので!」と照れていらした……

 

次のコーナーは名古屋市美術館副館長の深谷さんと「モネ それからの100年展」についてのトーク深谷さんもここまで客席で和田さんの私物紹介を見ていらしたので、「本当に美術がお好きなんですね。いま見てて、私よりたくさん見てますよ」「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!(猛烈に否定する和田さん)」というやり取りからスタート。和田さんが切れ目なく話すので、深谷さんがマイクを口元に持っていく→戻すを何度も繰り返していた。

この番組でゲストを呼ぶことが初めてだったそうで、和田さんは緊張していたけれど、女性アイドルが年長者を持ち上げ続けるありがちなスタイルではなく、美術の道の大先輩と話すことができて嬉しい、相手から色々な話を聞きたい、自分の話も聞いてほしい、そういう素直な敬意と親愛の情が溢れた素敵なトークだった。

「副館長さんは単純にこれが綺麗だって思ったりするんですか?」という質問の素直さが印象的だった。あと副館長さんがセザンヌが一番好きだと聞いた時の反応も。すごく詳しく聞きたそうだったけれど進行しなければいけなくて残念そうだった。

「おすすめグッズ」というカンペを見るやいなや、突然立ち上がり靴を脱ぎ、ポーズをとって「そうです!あの!副館長さん!!私モネの靴下を履いてみました!!!」と見せびらかす和田さんが、もう暴力的なまでに可愛く、意識が遠のいた。つま先の睡蓮の柄を見せるために、靴を脱いで、踵は床につけてつま先をピンと上げて。あんな綺麗な大人の女性にそんなことされたら恋するしかない……

 

公録の最後は伝言ゲーム。和田さんがスクリーンに背を向けて立ち、表示された絵をお客さんが2分以内で説明して和田さんが当てる。作者は言って可。パス可。5人とも正解ならサイン入りポストカードをプレゼント。

真珠の耳飾りの少女、夜警、草上の昼食、民衆を率いる自由の女神、星月夜。アンリルソーの夢だけ伝わらなかったけど、答えを見た和田さん「この絵嫌いなの!」。

このコーナーは参加させていただき、ポストカードを頂戴しました。モネの睡蓮のポストカードの裏に、番組名とサイン、この日の和田さんの横顔が描いてある。

 f:id:ayayahp:20180429084145j:image

ここからは啓太司会で早押し美術クイズ。和田さんvsお客さん3人。美術クイズだと和田さんが有利だということでハンデが設けられており、お客さんチームは広辞苑スマホ使用可、ということで用意された小道具の広辞苑をめくる和田さんがとびきり可愛かった。和田さんが勝ったら名古屋土産ゲット、負けたら罰ゲーム。

参加希望者がなかなか集まらず、「消極的だね〜たったの1度の人生じゃないか〜♪」と歌ってたのも可愛かった…。

クイズ1回戦の追加ハンデは、和田さんは万歩計を振って100歩になるまで答えてはいけないというもの。啓太の制止ガン無視でスタート前から振りまくる和田さん、なのに相手が2回答えてもまだ30歩強しか振れてない和田さん、可愛い。

1回戦の罰ゲームがセクシーポーズと聞いた和田さんが「嫌だって言ってる人に無理やりやらせたらセクハラなんですよ」「こういうところから社会を変えていかないといけないと思うんです」「皆さんがフーッとかいうのもよくないですよ」みたいなことを言っていたの本当に素晴らしくて、ああ本当に好き、となった。啓太も客席も笑って済ませる流れではあったし、和田さんもサラッと引き下がって「むろからコツを教わったんです」みたいな感じでこなしていたけれど。

 

2回戦の罰ゲームは、きしもんとタケちゃんの映像から。
竹内「きしもんのバースデーイベントに来まして、一発ギャグをプレゼントしてもらったので、それをわだちょにもプレゼントします!では師匠どうぞ!」
岸本「スキ、キライ、スキ、キライ、スキ…そんなことばっかり言ってないで前見て歩こうよ!」

全員が戸惑う謎の一発ギャグ。

2回戦はさらに参加者が集まらず、挙手していた2人が1席挟んだ位置だったということで、その間に座っていた人に「あなたは?」と圧をかけて出場させていた。こわい。

2回戦目の追加ハンデとしてけん玉を渡される和田さん。
啓太「けん玉がけんに刺さったら解答できます」
和田さん「(無言で皿に玉を乗せようとする)」
啓太「スタートしてからですよ!あとそこけんじゃないよ!」
和田さん「ここがけん」
啓太「!?」

けん玉でズルをしようとして啓太に怒られてるのに「もう!話しかけるから失敗する!」みたいに逆ギレする和田さん、最終的に啓太から見えない角度でやりだして「俺に背を向けるなよ!」とさらに怒られていたし、全部無視していた、かわいい。

 

最後にライブが一曲。名古屋で歌っていない曲だからと、Song for the DATEを。私が聴くのは横浜以来だったけど、あのときよりずっとずっと力強く逞しい歌声になっていて、違う歌みたいだった。卒業発表を挟んだからなのかとも思ったけど、きっとこちらの受け取りようが大きいのだろう。もっと高くもっと遠くへ行こう……

 

ビジュルムとしてやりたかったことのひとつ、公開録音ができて嬉しいとにこにこする和田さん、次にやりたいのはバスツアーとのこと。ここは「あやちょがバスツアーやりたがってた、とだけ拡散しておいて」と言われたのでそれ以上は言及しないでおく。

 

私は名古屋イベが初めてだったので、お見送りという制度を理解しておらず、暗がりから突然和田さんが現れて心臓が止まるかと思った。ありがとうございますありがとうございますとペコペコするだけで通り過ぎてしまったけど、バスツアー行きますぐらい伝えたらよかった。

 

 

アンジュルム2018春コンサートツアー「十人十色+」感想(ネタバレあり)

アンジュルム2018春コンサートツアー「十人十色+」、4/22(日)のNHK大阪ホール昼公演。

プラス、といってもライブハウスツアーとは完全な別物だった。

 

どうやらオープニングの衣装は2種類あるらしい。この回は和田さんは緑のトップスに黒のぴったりしたパンツ、これが陸上用タイツかスイムスーツかっていうぐらいにぴったりしていて、とても和田さん以外に履きこなせない代物。勝田さんはトランプのクイーンのトップスにスパンコールかなにかで金色に輝くショートパンツ、これも勝田さんならでは。りかこはかなりダボっとした、虎のプリントされた白の上下。池袋ウエストゲートパーク長瀬智也を思い出した。ゴツめのリングが多分サイズが合ってなくて、時々ずれてくるのを直す仕草がセクシーでドキドキした。かみこのワンショルダーのセットアップは、かたちはフリルがついたりでザ・アイドルなんだけど、生地は鮮やかな青にさらに原色で模様が入っていて、可憐さとビビッドさを併せ持ったかみこにぴったりだった。タケの衣装が一番エロくて驚いた。インリンオブジョイトイみたいだった。

 

セトリはこんな感じ。メドレーのスマ曲は実質ソロ+バックダンサーっぽいユニットで歌うものが多かった。

01.泣けないぜ…共感詐欺
02.メドレー

汗かいてカルナバル→ええか!?(中西)→新しい私になれ!(上國料)→カクゴして!→「良い奴」(和田)→自転車チリリン(船木)→ダンス→エイティーンエモーション(川村)→新・日本のすすめ!(室田)→私の心→好きよ、純情反抗期。(勝田)→初恋の貴方へ(佐々木)→上手く言えない→大人の途中(竹内)→ブギートレイン(笠原)→臥薪嘗胆
03.ドンデンガエシ
04.大器晩成
05.マナーモード
06.涙は蝶に変わる
07.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
08.出過ぎた杭は打たれない
09.次々続々
10.乙女の逆襲
11.キソクタダシクウツクシク
12.愛さえあればなんにもいらない
アンコール
13.Uraha=Lover
14.君だけじゃないさ...friends(アコースティック)

 

共感詐欺のダンスは体幹が問われる感じなので、とにかくりかこがかっこいい。MVより格段に進化している。

「ええか!」のバックダンサーだったかっさーの溌剌として可愛いことと言ったら。むろの過剰な躍動感も良かった。しかし改めていい曲。得意な分野もあるんだな、な、な、な、

「良い奴」は曲も強いのに和田さんソロ+りかこでかっこよくないわけがなく。りかこが男役で和田さんが女役の、宝塚のデュエットダンスみたいになるのかと思いきや、宝塚は宝塚でも男役トップと男役2番手ががっつり組んで踊る硬派なやつだった。

「自転車チリリン」はふなちゃんのラブリーさが全開。歌声はかっこいい系なんだと思い込んでいたけど、普通に可愛い声も上手かった。エア自転車に乗るかみこも超可愛い。この2人の組み合わせは破壊力があるね…。ふなちゃんは組む相手によってカラーを変えられるんだな。

ダンスパフォーマンス凄かった!終始激しいんだけど、ハロコンのと違って照明が明るく全体が見えるのがありがたい。表情も弾けていてかっこいい。

「新・日本のすすめ!」は会場の反応が独特で、ファミ席でもむろの登場と同時に姿勢を正している人が多く、真打登場!みたいな期待感に満ちていた。実際むろは歌い出しから素晴らしく、完全に会場を掌握していた、コミカルをかっこよくやれるっていうのはむろの武器だなぁと思う(回転寿司新規)

「私の心」と「好きよ、純情反抗期。」は勝田さんが引っ張っていた。勝田さん省エネって言われるけど歌もダンスも普通にうまいし、ただスマートなだけでは?

「初恋の貴方へ」では可愛いりかこが見られる!そういえば16歳だった!年齢相応の可愛らしさが出ていてよかった。

「大人の途中」でバッキバキに踊りまくるむろりかこ最高。パラパラっぽい(?)振り付けがよく似合っていた。

「涙は蝶に変わる」はむろが世界にかなり入り込んでいて、場所移動するときさえセクシーを保っていてかっこいい。

「Uraha=lover」は珍しくオーソドックスな曲で、落ち着いて聴けるなとか思っていたら、大サビ?で和田さんが声を張るパートが心臓に来てちょっと意識が飛んだ。

 

和田さんとりかこは相変わらず最高なんだけど、今回はむろとかみこ、ふなちゃんにも結構目が行った。

むろは昨年のツアーとかなり印象が違う。歌声の伸びも良かったしダンスもキレが増していて、何度も目を奪われた。りかことシンメの場面も多かったし、実際成長を買われてる部分もあるんじゃないのかなあ。

かみこの主人公感、ヒロイン感がどんどん高まっていて末恐ろしい。かみこの可愛さには正しさがある。力強さも身につけ始めているし…

ふなちゃん、終始全力で歌もダンスも上手くてトークも面白くて好きになってきてしまった。ふなちゃんの面白さはホスピタリティとしての面白さという感じ。いつも、お客さんが置いてけぼりにならないように、必要な情報をちゃんと補ってくれる。

 

今回、途中で4分間休憩として、魔法使いサリーの曲にのせたカップダンスのVTRが入る。これがもう、可愛いのなんの。最初から最後まで最大級に可愛い。頭でリズムをとってるのが可愛くて。早急に売ってほしい。衣装も練習着っぽいけどそれぞれ似合ってて(下記ツイートのもの)、めちゃくちゃ可愛いなと思っていたら、自分たちで買ってきたんだそうで。アンジュルム〜〜〜

 

トーク面では勝田さんが目立っていた。

勝田「私は髪をハイトーンにすることが多くて、色が抜けちゃっていま金髪で、この中で一番明るいので目が行くと思うんですけど、なので髪の色に負けないように、いつも以上に」
客席「(食い気味に)うおおおおおお!」
勝田「そんな期待されても…」

という冒頭のMCを受けて、中盤では

和田「りなぷーがさっき、今日はいつもよりもって言ってたから見てたら、煽りの腕がこう(上下動)じゃなくてこう(回転)で!すごいなって!」
勝田「(小声で)無意識無意識」

竹内「こんな煽り方してるアイドルいないよ!(からの、全員でワーワーいじる)」

勝田「でもうれしい〜」

竹内「え、うれしい?」

和田「うん、すごいなって」

勝田「(にこにこ)」

という、和田さん勝田さんの2人の世界が良かった。

あと、かななんが「私テンション上がりすぎてさっきも勝田里奈ちゃんにめっちゃ大好きやでって言ったんですけど、キライって言われました」って言ったときにカメラに抜かれた勝田さんが超絶かわいい微笑みで最高。

最後のMCでは「昨日の夜はみんなでごはんを食べに行ったんですよ。私たち次の日仕事でもむくむとか気にせずにめっちゃ食べるんですよ、メイクとかこだわるくせにwそれで今朝起きたらみんなすごい目が腫れてて、食べ過ぎで。でも今はみんな治ってて良かったです」って言ってタケに「そりゃ治すわ!本番までには治すわ!」と突っ込まれていた。

 

ラストのMCで和田さんが「この会場は空間が広いので、皆さんの声がふわふわと聞こえて、この会場はふわふわしてるなって思ってたんですけど。後半になったら、皆さんの声が真ん中でひとつの大きな球みたいに見えて。これがライブかって。どういう意味でかはわからないですけど、ひとつになるってこういうことかなって」というようなことを言っていて、なんだかしみじみと嬉しかった。アイドルを応援していて、客という総体として愛されているときが一番うれしい。

 

笠原「昨日今日と関西にいるので、私も中西さん船木さんと同じ関西人になった気持ちでパフォーマンスしてたんですけど、皆さん通じてましたか!?」
客席「オー!」
笠原「普通通じないと思うんですけど、」
客席「!?」
笠原「すごく楽しかったです!」

笠原ワールド!

 

かみ「関西の皆さん!シュッとしてんなー!」
客席「…?」
かみ「心が痛い!!ふなちゃんが、シュッとしてるって言ったら全部褒めたことになるっていうから」
タケ「もう一回やろう!聞こえなかったのかも!」
かみ「関西の…いや、ここにいる皆さん!シュッとしてんなー!」
客席「お、おおー」

こういう昼公演でのやり取りがあった上で、夜公演ではふなちゃんが客席を「シュッとしてんな!」と煽って大歓声、かみこむくれる→かみこも「シュッとしてんな!」で今度は大歓声、かみこご満悦。という流れがあったそうなんだけれど、これ全部、コメディエンヌ結が仕組んだ女優かみことのコントでは……

かみこが滑った後、りかこが「中途半端w」ってぼそっと突っ込んだのなかなかの彼氏ヅラで悶絶した。

 

十人十色セットリストについて(ネタバレあり)

アンジュルム2018春ライブハウスツアー「十人十色」のセットリストは、半分以上ソロ、しかも他グループのカバーだった。個人的には終始楽しくて大興奮だったのだけれど、落ち着いてみるとやや疑問もある。

ハロプロの他アーティストの10年以上前の曲がわかり、かつアンジュルムの単独ライブも何度か行っているようなヲタにとっては十二分に楽しめる構成なんだけど、今回初めてアンジュルムのライブに来た人とかには少し寂しかったかも…とは思う。「アンジュルム」としての曲は全体の半分以下だったので。一般発売するライブというよりFCイベっぽかった。バースデーイベントのダイジェストのような。一般発売しないほうがいいとは言わないけれど、こういう内容であることは事前に告知があっても良かったのでは。または、せめてカバーする曲をスマアンジュにするとか。
全体曲はハロコンでやったものも多かったし、全員で合わせる時間があまり必要ない構成だったとも言えて、3箇所6公演しかやらないこと、開催地が千葉、横浜、仙台と、明らかに意味がありながらもその意味に触れないことも合わせて、このライブハウスツアーは予定外だったのかなと思わざるを得ない。

和田さんがツアーの1週間前にブログで「1人づつのキャラがはっきりしている部分はアンジュの強みであり、前々からよく言われてきたことです。ですが、この春ツアーでは、その個性を強調したところでは成り立たないと思ってます。個人的に。アンジュルムというグループである時点で1つの集団です。集団で魅せるパフォーマンスとなればもちろんそこには一様なまとまりも必要です。」と書いていたのも気になる……

 

確かにソロは各メンバーの魅力を十二分に引き出してくれたけれど、本当はそれをグループとして見たい。ソロが個性的なのは当たり前で、アンジュルムでのパフォーマンスの中で個々がそれぞれの「アンジュルムらしさ」を表現していくことが「個性」なんじゃないかと思うし、それが現状できていないのであれば、楽曲や歌割り等プロデュースの問題なのでは。

シングル曲では拾いきれない個々の魅力を、なんらかの形で見せていくのは良いことだと思う。ただその手段がカバーという状況は肯定しきれないので、アルバムを……アルバムを出してください……

 

 

アンジュルム2018春ライブハウスツアー「十人十色」感想(ネタバレあり)

アンジュルム2018春ライブハウスツアー「十人十色」3/3昼、横浜ベイホール。各人のソロ部分の感想を。

 

和田さんは真野ちゃんの「Song for the DATE」。あまりに歌詞が和田さんとシンクロするので動揺してしまった。「ふいに君があの歌口ずさんで 誰かの声が重なって 同じメロディ 心繋いだ」「いつか終わりを告げるこのときを僕らはきっと忘れない」のあたりが、和田さんがアンジュルムのメンバーを見る視線を彷彿とさせる。

「一日中、楽屋で歌声が響いてます。
同じ歌を永遠と繰り返してます。
わたしは若干置いてけぼりですが、
置いてけぼりが心地よかったりします。
そんな距離感でこの騒がしさと歌声の愛おしさを1人で満喫するのです。」(2/17のブログ)

原曲を何度も聴いたことがあるはずなのに、‪知らない曲のように感じるぐらい、和田さん自身の存在が鮮やかだった。真野ちゃんが歌うこの曲はどこかクールだったけれど、和田さんの色付けはエモーショナル。Heatherのときみたいに少し華やかなメイクにラフなポニーテール、フューシャピンクと紫を合わせたビビッドな衣装で、色とりどりの照明を浴びてひとりくるくると踊る姿はまるで魔法のようだった。性別も年齢も消えた、ニュートラルな美しい何か。魂そのもののような。

「共に刻んだ日付は一歩一歩踏みしめる助走 君と一緒に走れてよかった もっと高く もっと遠くへ行こう」ここはぐっと来た…

 

勝田さんはあややの「オシャレ!」。歌詞も似合っているし柔らかい声もぴったりで、まさにアイドルだった。めちゃくちゃ可愛かった。でもバースデーイベントで歌ったやつでは!?

 

ふなちゃんはイジ抱き。イントロ部分のダンスがちょこまかしていて完全にハム太郎!!可愛い!!からの、大人っぽくセクシーな歌唱のギャップがすごい。セクシー担当はネタじゃないと証明するようなパフォーマンス。

 

むろはあっぱれ回転寿司。あっぱれ回転寿司!!!最高だった。この歌をこの完成度でやれる子はそういないはず。こういうコミックソングは少しでもだれるとただの出オチになってしまうから集中力が必要だし、そもそもあの曲は複数人で歌うものだから、最後まで失速せずに歌い切るにはかなりの持久力が必要だろう。更に、コミカルに振り切りながらも時にかっこよく、ラストは一転して少年のあどけなさとその父親の包容力まで感じさせるための表現力に、歌唱力は言わずもがなと、多岐にわたるスキルが問われる歌だと思う。ふざけているようだけど、コミカルこそ、確かな実力の上にしか成り立たないので。彼女のマルチに高い能力あってこその完成度だった。

むろのこれほどのポテンシャルが、現在のアンジュルムの曲で十分に活かされているかというとそうではないように思える。私もこのライブを見るまでは気づいていなかった、というか忘れていた。エース候補としてもっと前に出していってほしいし、本人も「引き立て役」を自称したり、コミカル担当だからと一歩引かずに、真ん中を目指してほしいと思ってしまった。

 

かななんはなっちの「息を重ねましょう」。これは選曲が偉い、自分の嫁としての需要を理解している。「男の人って辛いことも多いのでしょ」はずるい。声質にも合っていた。

 

川村さんもなっちで、「恋の花」。これも選曲が偉い。盛り上がる曲として認知度が高いのでイントロから歓声が上がっていたし、甘いメロディが彼女の特徴である可愛らしい声にぴったり、健気な歌詞も本人のキャラクターにぴったり、ゆっくりした振り付けも長い手指と優美な動きを際立たせて、セルフプロデュースとして120点だった。加入して間もない彼女にとっては自分をプレゼンする場であるべきだと思うので、いや本当に川村有能文乃さん…

 

かみこはBuono!の「MY BOY」。彼女にとって、音程の安定感と高音のクリアさを武器にバラードで観客を引き込むことは簡単だったろうに、敢えて高速なロックという難易度の高い曲を持ってきたのにグッときてしまった。なんて成長に貪欲なんだ。そりゃ伸びるよ。加入時にはウィークポイントだった声量とリズム感が、2年ちょっとであれほどまでに成長しているの、すごい事だと思う。

 

タケちゃんはあややの「想いあふれて」。うまくて当然という空気の中で、更にその上を出してきたのでさすがだった。うまいだけじゃなくてちゃんと切なかった、歌の世界に引き込まれて、フルで聴かせろって思った。「ソロは苦手だからいままで歌ったことあるやつでいいかって思ったけど、挑戦してくださいって言われたから…」なんて言っていたけど、なんだかんだ言って真面目な人だ…

 

りかこは「しょうがない 夢追い人」。強めの曲調でダンスメインでやれば絶対かっこよさで圧倒できるところを、かっこいいだけじゃない、大人の女の弱さみたいな部分を表現しようとしていて、いつもとは違った表情が見られて新鮮だった。この曲も複数人前提なので、全部ひとりで歌ってダンスもして、というのはかなり大変そうだった。これはまだまだ伸びしろがありそう、仙台では全然違う印象になってそう。

この、今回は得意分野で勝負するよりも苦手なものに打ち勝っていこうっていうスタンスが、りかことかみこで一致しているの、絶対相談しただろうって感じで、もう、、

 

かっさーはベリの「VERY BEAUTY」。折に触れて好きと話しているし、バースデーイベントでも歌ったしで、かっさーのテーマソング的なイメージ。難しい曲だけど普通にうまい。今かっさーがかなり痩せて、モードな前髪にシュッとしたメイクで数ヶ月前とは別人のように大人っぽくなっているのだけど、曲中で見せる笑顔はあどけなくて、そのギャップも曲によく合っていた。

 

 

モード感想(ネタバレあり)

アンジュルム×フェミニズムなんてこれは見逃すわけにはいかないと、無理を押して行ってきた。

f:id:ayayahp:20161018180937j:image

内容は想像以上に攻めていて驚いた。女の子に白いワンピースを着せたがる男性を批判的に描くなんてことが、アイドル主演の舞台で許されるとは…!いつも着せられてるじゃん!?男性ファンがどういう気持ちで見るのか、それ以上に本人たちがどういう気持ちで演じているのかも気になる。

 

話の筋としてはシンプルすぎるし、粗が目立つと言えばそうなんだけれど、ストーリーを通して明確なメッセージを伝えるというよりも、場面場面にフックを仕掛け、演者と役とのシンクロ又はギャップを利用しつつ観客の心に印象を残していくという手法なのかなと思って見ていた。全員に見せ場を作らねばならなかったにしては、大きな破綻なくまとまっていたと思う。考えさせられるシーンはいくつもあったし。

 

ラスト近く、副編集長が撮影を冷やかしに来るシーン。「私がスタイリングしました」と得意げな華子に、「モデルが余計なことするな」「白いワンピースとか水着とか、着物のはだけたやつとか着て」「女は黙ってニコニコしてればいい」。副編集長は嫌な奴のように描かれていたけど、あんな風にセクハラされたり、女だからってバカにされることは、現代でも、普通の会社員でもいくらでもある。怯えて抱き合う愛子たちの姿に泣いた。よくあることだからって、全然平気なんかじゃない。嫌なことなんだよ。すごく。

このシーンでのあやちょの横顔の演技は素晴らしかった。脚本的には弥生の人間性はそう書き込まれているわけではないのに、横顔だけでその強さも弱さも全て語ってしまう、あやちょの説得力。

かっさーが加入した時、セクシー担当みたいな扱いで、ハロプロメンバーもおしりがどうこうみたいなコメントを出してる中、「中学生なんだからそういうのやめてください」と怒ったあやちょが、このシーンでの弥生に重なった。消費されることに慣れない強さ。

 

りかこかっこよかった!大きな動きの多い役なので、りかこの美しい肉体が躍動する様を堪能できた。劇中歌も最高。りかこに「私には誰より素質がある!」って歌わせてくれた方にお歳暮を贈りたい。歌声がとても良くなっている。自分の声質にあった歌い方を見つけた印象。

演技はもっと荒削りな感じかと思っていたけど、場面が進むにつれ、感情の移り変わりに合わせて目の表情が変わっていって、こんな繊細な表現もできるのかと驚いた。スポットライトも当たっていない舞台の奥からでも、華子はいつも美智子を見ていた。その目が、最初は目下の人間を見るような余裕に満ちていたのに、だんだんと憔悴が滲み始め、憎しみに燃えるようになる。そこから一転して、美智子を認めた場面では晴れ晴れとして曇りのない、それでいて力強い眼差しに変化する。台詞以上に雄弁なその表情から目が離せなかった。最後に「みちこ”さん”!」って体育会系の素を出すところが可愛くて和んだ。

 

かななんには驚いた。演技がうまい…!立ち姿が美しいというのもあるけど、普通に外部でも舞台女優としてやっていけるのでは。

りなぷーかわいい。かわいい役なのでかわいいのは当たり前なんだけど、かわいいだけじゃない。黙って後ろから他の人を見ている時の、頬杖をついた表情の雄弁なこと…あのシーンの写真欲しい…

かみこは達者だね…演技も歌もクセがまったくなくて、素直にきれいにこなしていた。初のつんく♂ノータッチの歌姫になるんじゃないだろうか。

あいあいは飛び道具的な役どころだったので評価が難しいけれど、とにかくスタイルが抜群。女中なのにどのモデルより脚が長い。

タケの演技がよかった。タケじゃないのに自然だった。 

むろは普段のキャラと一番遠かったのでは?途中で意識の変革もあり難しい役どころだったと思う。美智子に合わせる柔軟性もありつつ、軽率に見せてはいけない。むろの長所である女の子らしさは消しつつ、人の善さは活かしていてうまかった。

かっさーはポージング?がうまかった。腰の切り返しに身体能力の高さを感じる…!演技も歌も新人とは思えない安定感。彼女も半年後には主演できる器だと思う。

 

残念だったのは衣装面。せっかく衣装がかわいいのに、女性陣がいつもぺたんこ靴なのもったいなかった。どうせむろやタケとの身長差は逆転しないんだから、割り切ってヒール履いちゃってもそんなにおかしくなかったと思うけどな。華子や弥生のキャラでハイヒールじゃないってことはなかろう…。あと着物がカジュアルすぎる、結納であんなの着るわけない。

 

ゼロホールは大変狭くて、かななんが真後ろで踊った時にはいい匂いがしたし、りかこのまつげの一本一本まで見えたし、なによりりなぷーのBCG!!!!